会議録 本会議 一般質問 2025年12月8日
苫小牧市 令和 7年 第16回定例会(12月) 12月08日-03号
◆1番議員(志方光徳) 通告に従いまして質問申し上げます。
さて、項目の1番目、苫小牧駅前再整備についてから参ります。
12月に入りまして、駅前が毎年好評のイルミネーションで彩られる季節でございます。今週末の13日、土曜日にシンボルストリートテラスの点灯式が行われますけれども、今年の冬も様々な方、様々な団体の力の助けを得て、駅前を盛り上げようとする気持ちが駅前に灯りますので、皆様ぜひお楽しみにしていただければと思います。
さて、年の瀬でございますので、今年1年の振り返りと、駅前の明るい来年の話を伺いながら、駅前のこれまでとこれからの話を伺っていきたいと思います。
以前の議会で、元地権者の方が苫小牧駅前の未来のためにと市に財産を無償譲渡された方々にとっては一日千秋の思いで過ごした10年だったと申し述べました。それは、駅前や錦町、大町で御商売されている方々も同じことでございます。市長には先週来賓としてお越しいただきましたけれども、苫小牧駅前通商店街振興組合の総会、懇親会で、うちの商店街のベテランの商店主たちが、私や、わしが生きている間に何とか新しい駅前を見せてくんろと市長にすがりつく姿をお腹いっぱい御覧いただけたかと思います。彼らの高齢者の老い先が短いネタというのは、半分は冗談なのですけれども、半分は本当に心から出てきている強い願いでございます。
私は何度か言っているのですけれども、駅前にゆかりがあるから駅前のことをやっているのではなくて、その部分は確かにあります。ただ、そうではなくて、それだけではなく、苫小牧にとって、全体にとって、この町全体の未来にとって、駅前をしっかりと整備していくということが重要であると思っております。
最後には市長に意気込みをまた伺いたいと思うのですけれども、まずは前回の議会からの進捗についてお伺いしたいと思います。
○副議長(松尾省勝) 答弁を求めます。
総合政策部長。
◎総合政策部長(山田学) 苫小牧駅前の再整備につきましては、官民で連携した魅力ある駅前となるよう、基本計画の策定に向けて、清水建設株式会社を代表とするリ・デザイン苫小牧グループと10月27日付でパートナー協定を締結いたしました。
パートナー協定の概要でございますが、応募時に提出いただいた企画提案書をベースとし、市の財政負担も鑑み、にぎわいの創出に向けて整備内容の検討や提案など、市への支援をいただくこととなっております。
○副議長(松尾省勝) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
今回の駅前再整備につきましては、民間主導のスタイルということで進んでおります。この民間主導スタイルでの公共事業というのは行政とパートナー事業者との間で交わされる率直で緊密な意見交換、これが必要とされております。岩倉前市長から私の結婚式で御祝辞としていただきました言葉に、君たちはパートナーになるのだからよくよく話し合えと、どんな問題も、いいことも悪いことも話し合えというようなことをおっしゃっていただきまして、おかげさまで妻から縁を切られずに今でも仲よくしているのですけれども、非常にこのパートナーという関係、行政の発注側と受注側という上下の関係ではなく、同じゴールを共にしていく上においては、この緊密な連携、どちらもですね、それぞれ、民間の考え、そして行政の求める考え、この2つがあるかと思います。
しかしながら、この2つそれぞれ持っている組織的な風土は違うとしても、この両者がよくよく町のために話し合って進めていくことが、民間主導、そして行政が根本になる求めをするプロジェクトにおいては極めて重要なものかと思っております。
さて、そこで今後の展望についてお伺いできればと思います。
○副議長(松尾省勝) 答弁を求めます。
総合政策部長。
◎総合政策部長(山田学) 今後の展開でございますが、まずはパートナー事業者と共に実現可能な駅前再整備事業について検討を進め、来年8月を目途に基本計画の策定を目指してまいりたいと考えております。
基本計画を策定した後、実施する事業者を選定し、令和9年から既存の建物の解体着手を、令和11年から解体工事と並行しながら新たな施設の整備を開始し、令和13年のまちびらきを目指していきたいと考えておりますが、事業のスケジュールにつきましても、基本計画策定過程においてパートナー事業者から御意見を伺いながら、随時更新を図ってまいりたいと考えております。
○副議長(松尾省勝) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
先ほども申しましたけれども、ゴールが同じだとしても、民間と役所ではその風土や性格が違います。しかしながら、異なる性格のパートナーが問題に立ち向かう映画やドラマや小説というのは星の数ほどありますので、違いがあるからこそ力を合わせたときには大きな成果が出るものだと、たくさん話し合って夢のある未来をつくっていただきたいなと思っております。
さて、現在把握している範囲で構わないのですけれども、課題点のようなものがあれば伺いたいと思います。
○副議長(松尾省勝) この場合、志方光徳議員の質問に対する答弁を保留し、暫時休憩いたします。
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休 憩 午前11時54分
再 開 午後 1時00分
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○議長(松井雅宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
志方光徳議員の質問に対する答弁を求めます。
総合政策部長。
◎総合政策部長(山田学) 駅前再整備事業を進めるに当たり、課題点はあるのかとの御質問がございました。
苫小牧駅前再整備事業につきましては、苫小牧駅前が市民や来訪者にとって魅力的な空間となるよう、整備後のにぎわい創出の仕掛けも踏まえ、公共施設や民間機能など、市の財政状況も考慮して、施設の在り方を工夫していく必要があるものと考えております。
基本計画を検討する初期段階から市民ニーズを機能や空間整備にどのように生かしていくかを考えていく上では、市、パートナー事業者に加え、UDC苫小牧との連携が不可欠であると捉えております。
検討を重ねていく段階において課題が様々見えてくることと思いますが、積極的に市民へ情報発信し、事業の見える化を図ることで多くの方から御意見をいただき、生じる課題を解決してまいりたいと考えております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
多くの方が期待しておりますので、財政上の将来負担の考慮というのは極めて重要なことかと思います。また、国の補助メニュー等も含めて慎重な調整が求められるかと思いますので、引き続き御尽力いただければなと思います。
また、昨年9月議会、本年6月議会でも私はUDC苫小牧について質問したのですけれども、UDCやまちづくりに携わる市民団体等から、意見の吸い上げも含めて、よりよい再整備の在り方について御尽力いただければと、これは要望いたします。
さて、国や道、苫小牧市役所の窓口が固まった、例えば胆振県最大の行政集約施設なんかがありますと、勤務されている職員さんや本庁や他部門からJRやバスなんかでやってこられる職員さんのほかに、もちろんそこの官公庁で手続をされる方が恒常的に駅前に集まりやすくなってまいります。また、喜多議員や触沢議員からも触れられていましたけれども、子育て世代からは、雨や雪なんかで天気が悪い日でも、あるいは夏の暑い日でも、冬のすごく寒い日でも、快適な環境の屋内でお子さんを連れていける屋内遊戯場なんかが欲しいという声も伺っております。
また、さらに科学センターの移転の話も聞こえているのですけれども、私は子供の頃、高校の化学でモルで挫折するまでは理科大好き、今でも好きではあるのですけれども、工業都市という側面であったり、理科というものに触れる、楽しく触れられる施設というのも、これもやはり必要なものだと思うのです。苫小牧のお子さんたちが幼い頃から苫小牧の駅前の各種施設に親しんで、成長の段階に応じて苫小牧駅前ですくすくと育っていけるような施設があるといいなと願うばかりでございます。
いずれにしましても、半世紀に一度の大事業でございますので、パートナー事業者さんとよく話し合っていただきますとともに、UDCのほか、まちづくり団体との御意見の吸い上げにも尽力いただくよう強く要望いたします。
さて、この項目の結びに、苫小牧の駅前を心配する声、早くいい姿を見せてくれという声もあるのですけれども、なかなか簡単にいかないのも十分承知しているのですけれども、市長としては、大丈夫だって、だんだんちゃんとなっていくからというような意気込みを一言いただけると皆さんも安心できるかと思いますので、意気込みをいただけますでしょうか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
市長。
◎市長(金澤俊) 先ほど議員が言われました苫小牧駅前通商店街振興組合の総会後の懇親会に先日出させていただいて、私もいろいろとそこでも御意見をいただきました。木村理事長が御挨拶で、商店街振興会はそもそも30事業者がいないと形成できない、組織できないところを、もう今やそういった数が維持できなくなってきているというのが現状として各振興会の中であるというようなお話があって、やはり駅前のにぎわい創出等々を考えるときに、やはりそういった商店街の皆さんの活力がどこまで維持できるか、あるいはこれからどう創出できるかというところも大きな課題だと思っております。
そのような意味で、やはりハードの部分での整備に併せて、UDC苫小牧のお話も今ありました。あるいはパートナー事業者との連携のお話もありましたけれども、そこにやはり市民あるいはその利用する方々の希望、要望というものをどのように反映させていくか、そしてどのように吸い上げていくかということがこれからまさに必要になってくるのではないのかと思っております。
先日、スクールミーティングで高校生の皆さんと意見交換する場がありまして、そのときに駅前に対するいろいろな要望が出てまいりました。彼らは十六、七歳の方ですので、10年前、egaoがあのような状況になったときにはまだ物心ついていない人たちでしたけれども、やはり今この町で過ごして、この苫小牧駅前がやはり一番のそういう人が集まる町の顔なのだということをやはり意識をして、駅前にこういうものがあったらいい、こうしてほしい、バスをもっと便を増やして駅前に行けるようにしてほしい、そういったものも含めて要望をいただいております。
やはり市民にとりまして、こういったものができてよかったということを思っていただけるような、そのような空間を駅前につくるために、パートナー事業者とともに、あるいはUDC苫小牧の皆さん、あるいは市民の皆さんとともに、この事業をしっかりと、遅れることなく進めていきたいと思っております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) 市長、ありがとうございます。
これからの駅前、楽しみにしております。私も頑張りますし、皆さんと一緒に頑張っていければと思っております。
では、次の項目、統合型GISについてに参ります。
現在、将来に向けた統合型GIS調達に向けた動きがあるというふうに聞いているのですけれども、まず、これは事実でしょうか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 統合型GIS導入に向けた動きがあることは事実でございます。
本年4月に策定いたしましたとまこまい行革創成プランにおきまして統合型GISの導入を取組項目として位置づけており、庁内業務の効率化と市民サービス向上の両面から重要な基盤システムとして認識しております。
現在、導入に向けた調査、検討を進めておりまして、令和7年度から令和11年度までの5か年の計画期間内での導入実現を目指してまいりたいと考えております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
ちょっとこの事情を知っている者としては、ようやく進んだかという気持ちでおりますが、まず、改めてちょっとGISとは何なのか、そして統合GISとは何なのかについて御説明いただけますでしょうか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) GISとは、ジオグラフィック・インフォメーション・システム、和訳いたしますと地理空間情報システムのことで、デジタルの地図上に様々な行政情報や統計データを重ね合わせて表示し、分析や管理をすることができるシステムでございます。
統合型GISとは、複数の部署や業務で個別に利用されていたGISを共通の基盤上に統合したシステムで、各部署が持つ地図情報を一元管理し、部署間の情報共有を促進することで業務の効率化を図ることが可能となります。
また、統合したデータの一部を市民や企業市民に公開することにより、行政の透明性向上と市民サービスの充実に貢献できるものと考えております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) すごく分かりやすい、私と違って分かりやすい御説明ありがとうございます。
このGISというものを簡単に言いますとグーグルマップですとか、皆さんのスマホでいうところのiPhoneのマップであったり、そういったものにいろいろな機能がついているのと同じように、市役所で使う業務であったり、そういうデータと場所をひもづけて整理整頓するというようなシステムでございます。
現在、苫小牧市の庁内ではGISはどのくらいの種類が稼働しているか、教えてください。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 現在、本市では11種類のGISが稼働しておりまして、都市計画、上下水道、防災、固定資産税、住居表示、林地、道路管理など多くの部署で導入されてございます。
このうち、固定資産税、住居表示、林地の3つのGISは、既に共通のサーバー基盤上で統合して運用しているところでございますが、それ以外のGISにつきましては個別に構築、稼働してございます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
これまでにも統合型GISに関する動きというのはあったかと思うのですけれども、市の歩みを時系列でちょっと整理して教えていただけますでしょうか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 統合型GISにつきましては、平成14年度、ICT推進に関する計画の中でシステム化の検討を図るとの方針を掲げ、平成21年度改定時には、複数の地図情報システムの統合を含めて、費用対効果を十分考慮しながら、導入の可能性を検討するとの方向性を示しました。
この計画期間中におきましては、部門システムサーバー統合を推進し、資産税、林地のGISを統合して運用を開始いたしましたが、全庁的な統合型GISの展開には至りませんでした。
その後、平成26年度のICT推進プラン改定時、情報化の研究事業という位置づけで、費用対効果を十分考慮しながら導入の可能性について検討する方針を掲げておりましたが、本年4月、とまこまい行革創成プランを策定するに当たり、DXを前面に打ち出す中で統合型GISを取組項目に改めて明記し、令和7年度から令和11年度の5年間で実現を目指す方針を示したところでございます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
議会の会議録でGISと検索しますと、平成21年、2009年に藤田議員らが質問されております。非常に歴史のあるプロジェクトでございます。これが、平成14年といいますと私が大学2年、2002年なのですけれども、その頃から検討されて、今ここに至ったというのは非常に長い歴史ある意義深いものだと感じております。
さて、そのように今、長い長い歴史があるというふうに伺ったのですけれども、これまでの計画と異なる背景があるようでしたら、これについて教えていただけますか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) これまでの計画と異なる背景につきまして、一般論としましては、クラウド型GISの普及により、初期投資を抑えた導入やサーバー管理の軽減が図られたこと、オープンデータの進展により、位置情報が身近なものとなったこと、スマートフォンが普及し、業務の現場での活用や利用ニーズが増加していることなどが上げられます。
また、GIS利活用部署が増えてきたことにより、個々のシステムを統合して管理することの財政的、業務効率的な効果が高まったこと、また、全国の自治体でGIS活用が進み、様々な業務における活用事例が出てきたことで、今まで利用していなかった部署におきましても環境整備のニーズが出てきたことが上げられます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
ダーウィニズムではないのですけれども、周辺環境の変化というものに非常に機を見て、いいタイミングで大きな動きが取られているのかなと感じております。私はEBPM、証拠に基づく政策立案を就任の初期から訴えてきているのですけれども、統合型GISとEBPMの親和性のよさというのは十分存じているのですけれども、統合型が導入された場合、EBPMにはどんなことができるのだというのをちょっと御説明いただければと思います。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 証拠に基づく政策立案と言われておりますEBPMでございますが、このEBPM的に可能となることといたしましてデータの可視化と分析がございます。地図上に様々な行政データを重ね合わせることで地域ごとの特性や課題を視覚的に把握し、実態に基づく施策立案が可能となります。
また、複数のデータを組み合わせて分析することで施策の効果を事前に検証したり、政策の優先順位を客観的に判断したりすることができるようになるものと考えてございます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
先ほどもちょっとグーグルマップであったりAppleのマップであったりでちょっとお話ししたのですけれども、GISというのは、例えばいつどこで、5W1H、これも、どこ、whereを軸にして情報を整理整頓して、それを地図に落とし込むという感じで、イメージ的には紙の地図の上に、横にどこが書いてある、エクセルでも何でもいいのですけれども、資料があれば、それを地図上に表示することができるようになります。なので行政のプランも、計画を何かつくるときに、例えば学校統廃合するのだったらどうするのだ、病院を造るのだったらどこがいいのだ。介護だったらどういうふうにあるべきかみたいな、そういう情報を非常に分かりやすくつくることができます。
今、個別の原課で使われているシステムなのですけれども、それを一つの基盤にすることで、今使っていない分も、例えば観光の部分で、ここら辺に観光のお客さんは結構来るのだなというようなビッグデータの取り込みであったり、あるいはこちらからデータを、官民データ連携ができるようにしなければいけないという法律がありますので、そういうことができるようになっていくと、よりよいまちづくり、よりよい行政政策というのがつくれるようになってまいります。いまいちぴんときていない空気を感じますけれども。
庁内や外部の市民、それから委託の事業者なんかと連携や協力して働く協働の分野でどのような変化が今後導入されると見込めるのか、教えてください。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 庁内での変化といたしましては、それぞれの部署が同じ地図データを共有することで部署間の情報共有が円滑になるとともに、コスト削減につながるものと考えております。
また、これまでシステムごとに行ってきたデータの入力、管理が不要となり、他部署間の問合せ対応の迅速化など、業務効率化が期待できるところでございます。
さらに、公開型GISの提供により、都市計画情報、公共施設情報、防災情報などを市民や企業市民の方々が閲覧可能となり、市民サービスの向上につながるとともに、市民からの情報提供、例えば道路の不具合や危険箇所などをGISに反映することで迅速に可視化でき、行政サービス向上につながるものと認識しております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
非常に夢のあるシステムだと感じております。
ちなみに、これだけのメリットを持ちながら、なぜ何十年もかかってしまったのかなというところで、これは詰めたいというよりは、実際にどんなことで困難があったかの事情ですとか、あとは人的な問題であったり財政的な問題であったり技術的な問題であったりと、様々なプロセスがあったかと思うのですけれども、いろいろあったのだろうなと拝察するのですけれども、こういった流れについてちょっとお聞かせいただければと思います。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 統合型GISの有効性は認識しておりましたが、導入には、システム構築費、データ整備費、ライセンス費用など、多額の初期費用が必要でございます。
また、各部署が独自に導入した個別GISはデータ形式や仕様が異なり、統合には技術的整理が必要な上、個別GISは個別の業務に特化した機能を有しておりますので、統合型GISでそれらの機能を補うのが難しいといった課題がございます。
これらの複合的な要因により、なかなか進展しておりませんでしたが、国の方針の明確化と交付金活用によります財源確保の可能性、組織内の合意形成などにより、本格的な導入に向けて動きを始めたところでございます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) そうなのです。データの統合であったり整備というのにすごくお金がかかっていたので、非常によいものだということは関係する皆さんは御存じだったかと思うのですけれども、そのデータの整備等々に莫大なお金がかかってしまうということ、また、その財源的な裏づけがない状態だったところから、今こうやって国の方針が示されまして、また財源というところもある程度見え始めているので、ここは今回の非常にいいタイミングだと思います。
統合型のGISに関して、全国の利用の例や、西胆振なんかでは随分と高度に利活用しているようなのですけれども、その先例について少し教えていただけますでしょうか。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 全国多くの自治体で統合型GISは活用されておりまして、例えば災害時のハザードマップ公開や避難所情報提供といったリアルタイムでの防災対策、道路の状況を市民が写真つきで投稿できることで道路の維持管理への活用のほか、学校の校区の見直し、バス停や避難所の配置の検討などの活用事例がございます。
また、西胆振自治体におきましても統合型GISを活用し効率化を推進しており、室蘭市では平成25年度に全庁型GISを導入するとともに、オープンデータとして、熊の出没情報、公共施設、地番や都市計画情報のマップ公開を行っております。登別市と伊達市では、昨年度、防災、地番、自治会情報などを公開するオープンGISポータルサイトを開設している事例がございます。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) ありがとうございます。
この分野は、なかなか今ぴんとこなくても、全然使っていない方が多いのも承知しているので、今は30年前の一太郎とかエクセルとか、あれをどう統合しようみたいな話だと思っておいていただければ結構です。いずれ導入して動き出したときには、ああ、こんなことできるのだというふうに皆さんきっとお気づきいただけるでしょうし、市民の皆さんにもそこは利活用してもらえると思うので、分かりやすくなったねということになると、よい未来がやってくると私は強く期待しております。
さて、デジタル社会形成基本法であったり官民データ活用推進基本法、その他法律の要請的な運用スペックを持たせて余りあるくらいのスペックにしておかないと、将来的に機能追加の改修で多額の費用をまた要するようなことが発生してしまうかと思います。導入に際しては、内部向けの運用と庁外の委託の事業者であったり企業市民であったり市民、あるいは教育機関や学術団体との連携も含めて、オンラインの利活用を広く使えるものにしていただきたいなと要望したいと思います。
その上で、今後の調達の方針において重視したい事項であったり、ビジョンや野望がございましたらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(松井雅宏) 答弁を求めます。
総務部長。
◎総務部長(大橋透) 現在各GIS利用部署が最低限必要とする機能につきまして聞き取りを行っているところであり、具体的な方針や仕様につきましては、今年度いっぱいかけて組み立てていく予定としてございます。
その中で重視していきたい事項といたしましては、システム管理におきまして担当する職員の業務負担が少ないシステムであること、職員、市民にとっても利用しやすいシステムであること、ライフサイクルが長く、トータルライフコストの優れたシステムであること、職員端末の三層分離モデルの変更に柔軟に対応できるシステムであることを基本に方針を定めてまいりたいと考えております。
○議長(松井雅宏) 志方光徳議員。
◆1番議員(志方光徳) 今年度中にあらあらの方針が決まるということでございますので、平成14年から庁内での検討があって、平成21年には議会でも取り上げられて、そして今に至るという、大きな大きな動きかと思います。
令和10年度の利用開始を目指すのでしたか、たしか。というところで長い話になるかと思うのですけれども、昔のマクロといわれるエクセルの中のシートが各個別原課のシステムとしてあったものが、一つの統一されたエクセルのような形で、共通型のGISになっていくということは、大きな大きな変化が生まれる可能性をはらんでいて、私は非常に期待しております。これが苫小牧市の発展を支えるシステム的な基礎になるものだと信じておりますので、なかなか今までになかったものを統合型で導入するということは、苦難もたくさんあると思うのですけれども、実は苫小牧市はICTの業界でいうと実は新しいものを導入しているというふうに言われている地方公共団体でございます。なので、そういった苫小牧の動向というのはほかの地域に向かっても大きな意味のある発信になっていくと思いますので、その点大きく期待を申し上げて、これからの統合型GIS、よりよいもので、そして既存のシステムであったり既存の機能にとらわれず、全庁で有効に使えて市民の皆様にも役に立つような大きな大きな有効性を持つシステム導入になるように要望を申し上げて、私の質問を終えたいと思います。ありがとうございます。
○議長(松井雅宏) 以上で、志方光徳議員の一般質問は終了いたしました。
てす
